BRUSCOLIの魅力

みなさま、いつもCOHAKU KAIRASHIをご愛顧いただきありがとうございます。

COHAKU KAIRASHI で販売している BRUSCOLI(ブルスコリ)のバッグはイタリア、フィレンツェにある工房で、職人の手によって一点一点作られています。

今回のブログではその魅力をお伝えしていこうと思います。

140年受け継がれている伝統技法

ブルスコリは1881 年皮革に純金を転写する活版印刷の革工房として開業。 2代目から装丁業も行いそれらの技術は現在も続いています。

 1958年、メディチ家の蔵書などを収めたラウレンツィアーナ図書館の装丁本修復を一手に引き受け、1966年のアルノ川氾濫の際も、歴史的装丁本の修復に奔走。同業者が次々に廃業していく中で、フィレンツェの装丁本製作、革への金装飾職人として唯一無二の存在となりました。

そして現在、なんと日本人の女性が5代目社長を継いでおり、その伝統を守り続けています。
フィレンツェの伝統技法である金装飾の技法を用いての装丁業やヨーロピアン家具の卓上の革貼りと金装飾を行う他、 5代目社長が就任してからは 新たな取り組みとしてバッグ・お財布・革小物 を作り始めました。
それが、今回ご紹介します『ディニタシリーズ』です。

鞄は分業制が主流ですが、ブルスコリではすべての工程を自社工房で行っています。

伝統とモダンを融合させた作品作り、ヴィンテージレザーや1点物レザーを使用した“その時の縁で出会うモノたち”“会話が生まれるアイテム” の製作を心がけ、大量生産を行わず1つ1つ手作業で製作しています。

金装飾の様子。模様の入ったローラー工具で手作業によって装飾が施されます。
創業当時から現代まで受け継がれる金装飾の工具。

伝統と新たな挑戦。イタリアと日本。

斎藤美菜子さんが5代目となり、140年の伝統を守りながら、新たな挑戦としてバッグなどの革小物を手がけはじめました。

なかでも『ディニタシリーズ』は伝統的なハンドバッグに遊び心満載の金の装飾。これが、このシリーズの魅力だと思います。
使用されている鍵穴やドアノックはヨーロッパのアンティークパーツやそれを型取りしたもので、重厚感や伝統が感じられるデザインに仕上がるそうです。
中には1点物の金具もあるらしく、世界に一つしかないかもしれないと思うと心が躍ります。シンプルで使いやすいバッグも素敵ですが、こういった楽しいデザインは持った時の気分を本当に楽しくしてくれますよね。

良く見てみると昔のドアノブや鍵穴が。フィレンツェの風景にも自然と溶け込んでいます。

またレザーも非常にこだわっており、美しいシボのイタリアンレザーが使用されています。使い込むごとに艶も出て、また違った風合いに変化していくのも素敵です。

フィレンツェの街並みとBRUSCOLIのバッグ。こちらは一番大きいサイズの”ディニタ”

上質なレザーで作られるバッグは、どれもグッとクラスアップして見せてくれますが、ブルスコリのバッグはその中でも遊び心を忘れない、ファッションの豊かさが人を惹きつけるのではないかと思います。

現在 COHAKU KAIRASHI に春の新色がサイズ違いで入荷しています。

ぜひ実際に見て触れて、BRUSCOLIの魅力を体感くださいませ。

春の新色モカブラウンの”ディニタ” Sサイズ。

中田

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