毎年、様々なものにインスパイアされて誕生するKAORU の新作。今年のテーマは「OPTIMISM」。「かろやかに咲き 風に弾む色とりどりの花たち、陽気なムードに誘われ踊りだす指先に、よろこびとハッピーな予感を。」というメッセージに込められたものとは?どのように今季の作品は誕生したのか、デザイナー中西薫の思いなどをご紹介します。
これまでのデザインに、新しい解釈を
2020SSコレクションの新作には、金属で描く“波打ち”や”曲線”という表現方法を取り入れました。これまで「スワトウ」や「カリグラフィ」などのシリーズでも手掛けてきた透かし模様に立体的な表現を加えることで、一つひとつのアイテムに一層の個性と存在感が生まれています。今まで発表してきたデザインに新しい解釈を加えることで、みたことのない新しい作品ができあがりました。
金属で描く曲線が美しい「トライバル」
新シリーズの「トライバル」は古代から用いられている装飾技法のモザイク模様と、今シーズンを象徴する“波打ち”や”曲線”の組み合わせから生まれました。思い描いていた構想を形にし、デザインが完成するまでかかった月日は約3年。デザイナー自身がサンプルを作り、それを基に専属の職人が型を作る作業を何度も繰り返し、ついに2020SSのリリースを迎えました。
2020SSの特徴“波打ち”や”曲線”のデザインから、春夏のコーディネートを一段とおしゃれに仕上げてみてください。